ChatGPT広告の費用は現実的にいくらから?5,000円で出稿してみた結果を大公開

ChatGPT広告を出してみたいけど、費用がどのくらいかかるのか分からない。
少額で試すことはできるのか。自分の目的だと、いくら用意すればいいのか。

この記事では、広告代理店である私たちリドルセンスが実際に5,000円でChatGPT広告を出稿した結果と、目的別の費用目安をまとめました。

この5,000円で「ChatGPT広告ってこういうものか」が具体的に見えてきた部分がありますので、ありのままに公開できればと思います。

これからChatGPT広告を試してみたい方の参考になれば幸いです!

目次

5,000円テストの概要

2026年7月、私たちはChatGPT広告を5,000円で出稿しました。

目的は、管理画面の仕様や配信の挙動を経験として把握することで広告代店として顧客提案に備えられるようにすること。


また、サブ的な目的としてメルカリAds関連の問い合わせは弊社でも多いテーマなので、広告を打つことでどの程度CVにつながるかの検証の意味もありました。

他社の事例記事では数万円〜数十万円の予算が一般的ですが、あえて5,000円。

ランチ5回分で、どこまで分かるか試してみました。

弊社のように小さく始めたい方は、別記事でChatpGPT広告の予算配分の設定を紹介していますので、こちらを見ながら設定してみてください。

実際のキャンペーン設定

項目設定値
配信目的クリック
地域東京・千葉・埼玉・神奈川
プラットフォームすべて
予算通算予算 5,000円
テキストのカスタマイズOFF
コンバージョンイベント問合せクリック

今回配信目的は「クリック」を選択しました。というか、それしか選択肢はなかったです。

なぜなら出稿した2026年7月時点では、コンバージョン目的はまだ選択できなかったからですね。

コンバージョンイベントについては、サイトヘッダーの「お問い合わせ」ボタンのクリックを設定しました。

GTM(Googleタグマネージャー)のカスタムHTMLタグで計測しています。

コンバージョン計測の設定方法は【画面付き】ChatGPT広告のコンバージョン計測の設定手順|タグ発行〜GTM〜CV紐づけまで完全網羅の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。

実際の広告グループ設定

項目設定値
CPC上限450円(入札強度:強)
コンテキストヒント下記参照

CPC上限は、設定画面の推奨値(入札強度:強)をそのまま使いました。

実際のコンテキストヒントの設定

ChatGPT広告には「コンテキストヒント」という独自のターゲティング機能があります。

ChatGPTとの会話内容に基づいて広告を表示する仕組みです。

今回は以下の3つの層に分けて設定しました。

層役割今回の設定内容
コンテキスト広告を表示する大まかな文脈メルカリAdsの導入を検討している広告代理店やマーケターとの会話
会話具体的な会話のシナリオメルカリAdsの始め方、導入手順、GTMタグの設置方法について質問している場面
キーワードマッチさせたい具体的な語句メルカリAds、メルカリ広告、リテールメディア、GTM設置 など

コンテキストヒントは「この文脈の会話をしているユーザーに表示してほしい」というヒントをAIに渡す仕組みです。

Google広告のキーワードターゲティングとは考え方が異なるので注意しましょう。

コンテキストヒントを「除外」として使う方法

コンテキストヒントは、表示させたい文脈を指定するだけでなく、「表示させたくない文脈を除外する」使い方もありだと思います。

なぜなら、ChatGPT広告では、リンク先ページの内容もマッチングの参考情報として自動的に使われるので、コンテキストヒントで細かく文脈を指定しすぎると、LPの内容との間でシグナルが混在し、意図しないマッチングにつながる可能性があるからです。

なので、LPの内容だけで十分にターゲットが伝わる場合は、コンテキストヒントは「この文脈には表示しないでほしい」みたいな除外指定に使うのも一つの手です。

実際の広告の設定

項目設定値
画像弊社のロゴ画像
見出し(最大32文字)メルカリAdsの始め方|4ステップで導入できます
説明文(最大54文字)メルカリAdsの導入は意外とシンプル。公式フローとGTM活用で始めるスムーズな導入手順を、広告代理店がステップごとに解説。
リンク先riddle-sense.co.jp/blog/merucari-ads-guide-for-beginners
UTMパラメータ?utm_source=chatgpt&utm_medium=cpc&utm_campaign=campaign1

説明文に関して、配信後に気づいたことがあります。

それは説明文の最大文字数は54文字ですが、実際は60文字で設定をしてしまっており、プレビュー画面では末尾が切れている部分があることです。

強みや結論を前半に置くべきだったという反省点です。

ChatGPT広告では広告文の文字数は上限の記載はありますが、それを超えてもアラートが出るだけで設定はできてしまう仕様のようです。

結果|5,000円は1日で使い切られた

結論、配信開始から約24時間で5,000円の予算はすべて消化されました。

日付表示回数クリック数CTRCPCCPM費用
7月15日3,355140.42%約357円約1,490円¥5,000
7月16日120–––¥0
合計3,367140.42%約357円約1,485円¥5,000

通算予算で設定したため、配信のペースはシステムに任されます。

結果、初日に一気に消化されて2日目はほぼ停止。

表示回数3,367回に対してクリック14回、CTRは0.42%。

後述する他社のChatGPT広告データと比べるとCTRはやや低めですが、配信設定が異なるため単純比較はできません。

そしてコンバージョンは0件。お問い合わせボタンのクリックは1回もありませんでした。

ただ、この結果から学べることはありますので、これからご紹介していければと思います。

他社の公開データと比べてみた

ChatGPT広告の実績を公開している他社の記事と比較してみます。

※各社で予算規模・業種・配信目的・期間が異なるため、あくまで参考値です。

弊社(リドルセンス)shinkerプライムナンバーズブルースクレイ・ジャパン
CPC約357円約79円約143円約435円
CTR0.42%1.45%0.68%非公開
予算規模5,000円10,000円約133,000円非公開
特徴少額テスト
全設定公開
上限CPC引き下げ検証
CPC10円でも配信継続
訴求・画像・
配信目的の比較検証
CV目的 vs クリック目的
の比較検証

出典:
・shinker「ChatGPT広告とは?実際に出稿して分かった配信結果・費用・CTR〜」
・プライムナンバーズ「ChatGPT広告とは?料金・出稿方法と実際の配信成果を解説」
・ブルースクレイ・ジャパン「ChatGPT広告とは?仕組みから出稿方法まで実配信データで解説」

弊社のCPCが357円と高めなのは、入札額を推奨値(450円、入札強度:強)のまま使ったことが大きいと考えています。

shinkerの事例では上限CPCを10円まで下げても配信が継続したと報告されており、入札額の調整の余地は大いにあったなと感じます。

CTRについても、自社の0.42%に対して他社は0.68〜1.45%の範囲です。

こちらは見出しの書き方や画像の選び方で、改善の余地があると感じました。

5,000円の出稿で分かった3つのこと

1. 通算予算は1日で全消化。CV目的は日予算で管理が推奨

5,000円の通算予算は、わずか1日で使い切られました。

ですので、CV検証のように一定期間データを集める必要がある場合は、日予算がよさそうです。

日予算なら1日の消化額を抑えながら、日ごとのCTRやCPCの推移を見て入札額やクリエイティブを調整できますしね。

2. 入札額は推奨値より下げても配信可能

今回はCPC上限450円(入札強度:強)で配信し、結果のCPCは約357円でした。

shinkerの事例では上限CPCを10円に設定してもCPC 79円で配信が継続しています。

推奨値をそのまま使う必要はなく、入札額を下げてクリック単価を抑える余地は十分にありそうです。

3. 会話型の見出しの方がCTRが高い傾向

今回の見出し「メルカリAdsの始め方|4ステップで導入できます」は直接型です。

ブルースクレイ・ジャパンの検証では、会話型(「〜って知ってた?」のような問いかけ)のほうがCTRが高かったと報告されています。

ChatGPTは会話の場なので、その流れに自然に溶け込む見出しのほうがクリックされやすいのかもしれませんね。

CVが0件だった理由

今回のテストではCVが0件でした。

主な理由は2つと考えています。

  1. クリック目的で配信した(当時はCV目的が未実装。クリック最適化とCV最適化は別物)
  2. リンク先がCV獲得用のLPではなくブログ記事だった(情報を読みに来るユーザーから問い合わせにつなげるには、CTAボタンを設置するなどCV導線の工夫がより必要)

今回は「CVを獲りにいく設計」ではなく「媒体の感覚を掴むためのテスト配信」でした。

CVを本気で狙うなら、CV目的の配信+CV特化のLPが必要だと感じました。

目的別の費用目安

ここまでの検証結果と他社データを踏まえて、「結局いくらあればいいの?」の目安をまとめたいと思います。

目的課金方式予算目安補足
認知・リーチ目的
(まず表示させたい)
CPM課金日予算2,500円〜インプレッション単位の課金。
表示回数を最大化する配信
CV獲得の検証
(まず1件CVが出るか試したい)
CPC課金約20,000円〜CVR1%なら100クリックで1件。
CPC200円×100クリック=20,000円。
日予算5,000円なら4日で到達

複数のクリエイティブや入札額を比較する本格的なテストの場合は、さらに母数が必要になるため、数万円〜の予算を見込んでおくのが現実的です。

※CPC目安(200円)は、自社実績(CPC約357円・上限入札額450円)と他社の公開データ(shinkerの事例ではCPC 79円、ブルースクレイ・ジャパンの事例ではCPC約435円)をもとにした参考値です。入札額を下げればCPCも下がる可能性があります。

もちろんCVRは商材やLPによって大きく異なります。

まずは少額でCPCとCTRの水準を把握し、そこから必要予算を逆算するのが現実的な進め方だと思いました。

ChatGPT広告を次に試すとしたら?

今回の結果を踏まえて、ChatGPT広告を次試すとしたらどういう方向性がいいかも考えてみました。

今後、実際の弊社のクライアント様で今回の教訓を活かして成果を出していこうと思います。

これを読んでいる広告運用者の皆さんの参考になる部分があれば幸いです。

改善ポイント今回次回
見出しの書き方直接型会話型(「〜って知ってた?」等)
画像ロゴ画像テキスト入り画像
キャンペーン目的クリックコンバージョン(現在は選択可能)
入札戦略手動:上限入札額 450円「成果を最大化」(自動入札)
または上限入札額を引き下げ
予算設定通算予算5,000円日予算で期間を延ばす

※コンバージョン目的のキャンペーンでは、入札戦略として「成果を最大化」(自動入札)と「手動:上限入札額」の2種類が選択できます。Google広告のような目標CPA入札は、現時点では提供されていません。

まとめ

ChatGPT広告を予算5,000円で試した結果をまとめます。

・表示回数3,367回、クリック14回、CTR 0.42%、CPC約357円、CV 0件
・通算予算だと1日で消化される。CV検証など期間が必要な場合は日予算で
・入札額は推奨値より下げても十分配信可能そう
・見出しは会話型の方がCTRが高い傾向
・CVを狙うなら、CV目的+CV特化のLPが望ましい

上記のように、5,000円でChatGPT広告を出稿した場合の挙動と方向性をまとめた記事となりました。

本格的にCV獲得を検証するなら、やはりもっと必要で、数万〜が現実的な出発点でしょう。

まずはそのくらいの金額で感触を掴んでから、目的に合った予算で配信をするのがおすすめです。

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この記事を書いた人

WEBマーケティング業界10年以上の経験を持つ運用型広告の専門家チームで構成された編集部。運用型広告のノウハウを中心に初心者の方にもわかりやすく、実践的な知識を発信しています。

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