毎年、年末年始は広告代理店にとって慌ただしい時期になります。
広告媒体の審査、入稿の年内最終締め切り。年始はそのスタートで大忙しになることがあるからです。
運用型広告は媒体によって対応がバラバラなので、事前にスケジュールを把握しておくことが大切です。
この記事では、Web広告の代表的な4大媒体(Meta広告、Google広告、Yahoo!広告、LINE広告)について、2025年〜2026年の年末年始における広告審査・入稿・サポート窓口のスケジュールを一目でわかるように整理しました。
4大媒体(Meta/Google/Yahoo!/LINEの)の審査、サポート窓口の年末年始スケジュール
| 媒体名 | 年末年始休業日(サポート・営業) | 年内最終審査実施(入稿推奨日) | 年始審査再開日 | 初心者が注意すべきポイント |
|---|---|---|---|---|
| Meta広告 | なし(通常どおり/随時対応) | 随時入稿・審査対応(明確な締め切りなし) | 通常どおり継続 | 他媒体の停止で審査が混み合う可能性あり。念のため12/26(水)までに済ませましょう。 |
| Google広告 | なし(365日審査稼働) | 2025年12月26日(水)入稿推奨 | 通常どおり継続 | 休業日はないが、混雑で遅延リスクがあるため、Google推奨の締め切りを守りましょう。 |
| Yahoo!広告 | 2025年12月27日(土)〜2026年1月4日(日) | 2025年12月19日(金)までに入稿された入稿物 | 2026年1月5日(月)より順次対応 | 12/20以降の入稿は、年明けまで審査がストップします。入稿日は最重要です! |
| LINE広告 | 2025年12月27日(土)〜2026年1月4日(日) | 2025年12月19日(金)までに余裕をもって入稿 | 2026年1月5日(月)より営業を開始 | Yahoo!と同様に長期休業があります。年末年始の配信を確実にするなら、12/19〜20頃の入稿を目指しましょう。 |
※上記は2025年〜2026年における各媒体からの告知情報に基づき作成しています。最新の情報は必ず各媒体の公式発表をご確認ください。
入稿は「12月19日(金)」までに!媒体によって「完全停止」あり
年末年始期間に安定して広告配信を続けるために、年内に審査を完了させておきたい入稿物は、遅くとも「2025年12月19日(金)」までに入稿することを強くおすすめします。
これは、Yahoo!広告とLINE広告という、国内で非常に重要な媒体が12月27日頃から年明けまで明確な休業期間を設けており、この期間に入稿された広告は年明けまで審査がストップしてしまうためです。
逆に、Meta広告とGoogle広告は年末年始も審査が動いていますが、油断は禁物です。
なぜ年末年始用の広告は「早めの入稿」が必須なのか?
なぜ、そんなに早く入稿しなければいけないのでしょうか?
その理由は主に2つあります。
理由1|審査停止期間は「年明けまで待つ」しかないから(Yahoo!・LINE)
Yahoo!広告とLINE広告のように、年末年始に広告審査部門やサポート窓口が長期休業に入る媒体の場合、その期間に入稿した広告は年明けの営業再開日まで審査が棚上げされてしまいます。
例えば、12月26日(金)の夜に入稿すると、審査完了は最短でも年明けの1月5日(月)以降になる可能性が高いということです。
「年末年始に配信したい!」というキャンペーン広告が、肝心な時期に配信できなくなるリスクを避ける必要があります。
理由2|審査が動いている媒体でも「混雑」で遅延が発生するから(Meta・Google)
Meta広告やGoogle広告のように、365日審査対応している媒体もあります。
しかし、年末年始は多くの企業が駆け込みで入稿を済ませようとするため、審査が非常に混雑し、通常よりも遅延が発生しやすい傾向があります。
「動いているから大丈夫だろう」とギリギリに入稿すると、予期せぬ審査落ちや、単純な混雑による遅延で配信開始が遅れてしまうリスクが高まるため、やはり余裕を持った入稿が必須なのです。
まとめ|余裕を持った運用で、年末年始を過ごしましょう!
この記事を読んで、年末年始のスケジュールに対する不安は少しでも解消されたでしょうか?
繰り返しになりますが、Web広告運用者として年末年始を乗り切るアクションは、次の2点に集約されます。
- Yahoo!広告、LINE広告の入稿締め切り日(12月19日頃)を最優先で守る。
- Meta広告、Google広告も混雑を避けるため、12月26日(水)までに最終確認・入稿を済ませる。
このスケジュールを念頭に置いて、余裕を持って年内最後の調整と入稿を進めていけば、あなたは年末年始に慌てることなく、心穏やかに過ごせるはずです。
このように、運用型運用は「事前にリスクを予測し、対策を打つ」ことが必要不可欠。
ぜひ今後も心掛けていきたいものです。

